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第3回 淹れ方で違いを楽しむ -3つの焙じ茶の楽しみ方-
お茶は知れば知るほど奥深くおもしろいものですが、そのおもしろさのひとつに、淹れ方ひとつで違った味わいを出せるということがあります。
お茶は、淹れるお湯の温度で出てくる成分が異なり、それによって味わいが変化します。
お茶の味を左右するのは、主に3つの成分です。
カテキン…苦渋み成分。80度以上で溶出しやすい。
カフェイン…苦み成分。80度以上で溶出しやすい。
テアニン(アミノ酸)…甘み・旨み成分。水に溶けやすく50~60度の低温でも十分に溶出する。
淹れる湯温の違いによって、この3つの成分の比率が変わり、味わいに違いが生まれるのです。
この3つの成分の特徴を知っていると、さっぱりと苦渋みを楽しむなら高めの湯温、旨みや甘みをじっくりと楽しむなら低めの湯温がいい、などというポイントがわかります。
それでは、味の違いを楽しむための焙じ茶の淹れ方を、3回シリーズでご紹介いたします。
淹れ方 -1- 水出し焙じ茶
用意するもの…(ボトル 1本分)
・冷水ボトル (今回は HARIO フィルターインボトル 750ml 使用 )
・水 750ml (お好みで加減)
・幸せの焙じ茶 15g(お好みで加減)
・茶漉し
淹れ方…
1.冷水ボトルに茶葉を入れ、水を注ぎます。
先に茶葉を入れておくと、茶葉が水に浮かばず、しっかりと香りと味を抽出できます。
水は軟水をお使いください。
水道水の場合は、一度沸騰させてから冷ましたものをお使いください。
2.冷蔵庫でしばらく置きます。
目安は1~4時間ですが、3時間以上置くことで、しっかりと香りと味を抽出すること
ができます。
出来上がったら、茶漉しで茶葉をこしてから、冷蔵庫で保存してください。
茶葉をそのまま置いて置くと、お茶が濁ってしまいます。
水出し茶は日持ちがしませんので、作ったその日のうちに飲み切ってくださいね。
焙じ茶は、茶葉を高温で焙煎するため、苦みや渋み成分のカテキンやカフェインが少なめで、高めの湯温でも渋みや苦みが出にくいお茶です。
焙じ茶を水出しすると、カテキンやカフェインがさらに抑えられ、香ばしい香りはそのままに、渋みのないさっぱりとした味わいになります。
今回使用したアイテム↓
《100g》 ¥780 (税込)
程よい焙煎の香り、お味
丁寧に仕立てられた宇治焙じ茶
《750ml》 ¥2,200 (税込)
冷茶にぴったりのボトル
水出しや氷出しなどにおすすめ
まだまだお昼間は暑く感じる日があります。
そんな日には、さっぱり喉越しの良い水出し焙じ茶をつくっておくのはいかがでしょうか?
HOHO HOJICHA
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